

6.フランス滞在許可書の更新
jeudi 31 juillet 2003, Paris / vendredi 8 aout 2003, Tokio up
そろそろ滞在許可書の更新に行かな〜と思いながら
早2ヶ月が過ぎた。
去年、申請をしたときに、有効期限が切れる3ヶ月前から
更新の手続きができると担当の人に言われていた。
私の場合、2003年の8月27日までなので、5月末から
手続きできることになっていたのに、面倒でついつい引き伸ばしてしまった。
なんといっても警察署にある外国人課の人の多さにうんざりする。
(自分もそのうちの一人で他の人をうんざりさせていることは、
この際棚に上げておく^^;)
去年申請したとき、受理自体は早かったけど、
自分の番が回ってくるのに4時間も並んで待った。
しかも人多すぎて椅子にも座れなかったしな〜。
でも、期限切れまでとうとう一ヶ月を切ってしまったので、文句も言ってられない。
そこでようやく重い腰を上げ、まずは更新に必要な書類から調べることにした。
2日ほど前に、夫にネットで調べてもらった時、はっきり書いてないと言われ、
とりあえず、申請した時と同じ必要書類を用意することにした。
机の引き出しをひっくり返し必要書類の書いたメモを探す。
あった、あった、ちゃんとファイルにはさんで保管してありました。
さすが私(←自画自賛)
見てみると・・・
・パスポート
・家族手帳(Livret de Famille)
・(配偶者の)身分証明書(CNI)
・公共料金の領収書(EDF)
・証明写真2枚
そんなに複雑そうな書類は必要ないみたい。ほっ。
でも、問題なのは公共料金の領収書。
私たちの住んでいるアパートは彼の会社名義のため、
私たちは全くそれに関してはノータッチなので、彼の上司に頼んでみることに。
すると書類などを保管しているのはその上司ではなく、また別の誰からしい。
だから原本はないとのこと。
しかも運の悪いことに、書類を保管しているその人はヴァカンスに行ってしまい、
8月の第3週目まで帰ってこないとのことで、げげげ〜!!!大ピンチ!!!!
とてもじゃないけど8月第三週目までは待てない・・。
原本のコピーならパソコンで保存しているということで、プリントアウトしてくれた。
本当は原本でないとだめなんじゃ・・
という不安は抱えつつ、ないものは仕方がない。
受付の人に聞かれたら素直に理由を話せば
なんとか取り計らってくれるかもしれない。
それと、彼の上司が会社名義のアパートに私たちが住んでいることなどを
詳しく文書にしてくれたので何とかなりそうだ。
去年申請したときはその上司の家に住んでいることになっていたので、
引越ししたということになっている。
なんだかちょっとややこしい。
後、パスポートと家族手帳のコピーを念のため2枚ずつ、
夫にスキャナーしてもらった。
証明写真は去年撮ったのがあまっていたため、それを使うことに。
(撮りに行くのが面倒だし、機械が故障していたりする)
書類はそろったのでいざ出発!
経験から、うちの区の管轄の警察署は午前中はすごく混んでいて、
午後からだんだん空きはじめるのを知っているので、
昼の3時を回ってから家を出た。
(書類を準備していたので、ちょうどいい時間になった)
警察署へは歩いていける距離なので、
お天気も良かったし散歩がてらぶらぶら出かけた。
到着すると、あれ?
がら〜んとしている。
去年申請に来たときは、外の門まで行列だったのに。
人が一人も並んでない!!
中に入ってもがらがらで、受付には問い合わせの人が二人いるだけだった。
これで待たされることなく早く済みそう。
やっぱり時間帯のせいだろうか。
とにかくついていた。
しかし、受付の人と問い合わせの人のやり取りを見ていると急に不安になった。
なんと、問い合わせの人も私と同様、公共料金のオリジナルはなく、
コピーだけしか持ってなかったようで、受付の人にきっぱり
「これではだめです、オリジナルを持ってきてください」と言われて、
彼はねばったものの、結局は受付をパスできずに帰ったのである。
あああ〜どうしよう。
とりあえず、私は受付はパスできた。でもまだ不安は残る。
そして番号札をもらい、しばらく待った。
というか、私の前に並んでいる人は誰もいなかったのになぜか待たされた(^^;
まあ、いいか。
私を担当してくれたのは、
ナタリー・ポートマン似のとってもきれいなお姉さんだった。
私は持ってきた書類全部を彼女にわたし、
彼女は注意深く特にパスポートと家族手帳を何度も見返していた。
で、パスポートを閉じるなり、「国籍はどこですか?」・・・っておいおい(^^;
彼女はパソコンに入力したり、書類を確認しながら、
途中でちょっと雑談したりして、でも基本的にもくもくと仕事を進める。
配偶者の身分証明書を持ってきたか聞かれた。
あ、しまった、持ってくるのを忘れてた!!
というより勘違いして、身分証明書って自分のCNIのことだと思っていた。
だからパスポートでOKだと。かなりの大ボケ。
でもなくてもたいしたことはなかったようで、「ないです」と言ったら、
それ以上は何も言われなかった。
心配していた公共料金のコピーも何も言われなかった。
・・・といより、ほとんど見てなかったみたい(^^;
さっきの問い合わせの人とはケースが違ったのだろう、ほっとした。
引越ししたことは聞かれたけど、そのほかはたいしたことは聞かれなかった。
彼女は一通り書類に目を通した後、パスポート以外の書類を私に返しながら、
「しまってくださいね」と言った。
あれ、証明写真、必要なかった?
まあ、いいか。書類を片付けた矢先に彼女は
「証明写真、もってきましたか?」って・・・またもやおいおい・・(^^;
私は2種類の証明写真を持ってきていた。
まじめな顔と、笑っている顔で、
個人的にはまじめな顔のほうが写りが良くて気に入ってたのだけど、
彼女は笑ってる顔の方を選んだ。
ただ、証明写真が古いことにチェックをいれられてしまった。
(やっぱり・・・^^;;)
いつ撮ったか聞かれて、半年前ってうそをいいました(^^;
今回はこれでいいけど、シテ島の警察署に申請に行くときは
新しいのを用意してくださいって言われてしまった。
・・・シテ島の警察署?また証明写真がいるのだろうか?
どうやら今回は仮の滞在許可証が取得できただけで、
本物の滞在許可証はシテ島の警察署に行って申請らしい。
そのときに必要な書類を書いたリストをくれた。
しかも、なんと11月3日の予約ということで、3ヶ月も先!!
それだけ人が多いということなんだろうけど、
仮の滞在許可書の有効期限が発行してから3ヶ月なので、10月30日まで。
11月3日なら有効期限が切れている!
でも向こうの都合なので、11月3日までOKにしてくれた。
ひょっとして結構適当?(^^)
私はすでに一年フランスに住んだので、
次からは10年許可証がもらえるとのこと。
やった〜!!
次の更新は10年後ということで、なんか感慨深いな〜。
シテ島の警察署まで行くの面倒くさいけど(人多そうだし)
これが済めば堂々と10年フランスに住めるぞぉってことでがんばろ。
でもいまひとつ、
更新の以来をしてから、受け取るまでの一連の流れがわかっていない。
健康診断を受けなければいけないはずだけど、
そのことは一言も言われなかった。
たぶん、シテ島の警察署に行ってそこで滞在許可証をもらい、
その後健康診断の予約をするのでは・・・と考えているのだが。
普通、健康診断をしてから、最後に滞在許可証をもらえるんじゃ・・。
申請の時と、流れが違うようなので少し不安だ。
でも言われたとおりにするしかなさそうだ。
なんとなるだろう。(ってなんとかならなきゃ困るのだ)
なにはともあれ、億劫でしかたなかった滞在許可証の更新も、
とりあえず一段落し、ほっとした。
終わってみるとなんてことはないんだけどね。
これで11月3日までは心穏やかに暮せるぞっと。
その後は10年許可証だ!!やった!v(^^)
Satoko
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